gorillarigo’s diary

Twitterの140字以内で表せない話をつらつらと書き綴ります。

14年越しのヒーロー

そこは13じゃないのか

 子供の頃からゴルゴ13が大好きだった。昔ながらの喫茶店で読む漫画は、いつだってゴルゴ13だった。そのきっかけとなったのは、まさしくアニメ版のゴルゴ13である。全50話。言わずと知れた主人公、デューク東郷(仮名)のCVを務めるのは人気俳優舘ひろしさん。この渋い声に私は心奪われたものだ。その頃、私はまだ〇学生であったが、午前3時まで毎週起きてリアルタイムで見ていたものだ。そんな、並々ならぬ思い入れの有る、アニメ版ゴルゴ13を語っていこう。

 

 とはいえ、ゴルゴ13の魅力なんて私がわざわざ語るほどのものでも無いだろう。そこで私はアニメ版だからこそ面白い回をピックアップして紹介したいと思う。ゴルゴ13という漫画(原作)は、長い回(単行本の半分くらい)と短い回(単行本の1/4程度)のムラが激しい。しかし、短いから面白くないというわけではない。大人の事情という物も有るだろう。しかし、アニメは常に約20分尺だ。つまり、原作で長い話はディレクターズカットのように、短い話は肉付けをして同じ尺になっている。そういった事情から、原作よりも明らかに面白い回が存在する。今から紹介していくのはまさにそれだ。50話もあるから~…、ではなくて、まずはここから手を付けて見てほしい。もっと紹介したいところ山々だが、5作品に絞って紹介する。

 

Target.1  AT PIN-HOLE

 アニメ版第一話。オーソドックスな話ではあるのだが、原作では7巻(意外と遅い)に収録されている。この話は、ゴルゴ13の名脇役、デイブ・マッカートニーが原作でも初めて出演する回である。ある種一番有名な回と言っても過言でも無いだろう。アニメ版はというと、やはり1話目なだけあってか、色々な趣向を凝らされている。コレを見ずには始められないだろう。

 

Target.9  檻の中の眠り

 こちらは逆に、原作では2巻に収録されているが、遅めの登場である。ところでア〇トーク等でご存じの方もいると思うが、初期の東郷はお喋りで少々小物感が有るのだが、舘ひろし氏の見事な演技のお陰もあってか、台詞は原作に近いが、口調は最近のゴルゴ13のよう、という絶妙なバランスを実現させている。

明日使える素晴らしい煽り文句。それではご唱和ください。

「おれが頭を下げたからって、小男が大きくなるってものでもないぜ。」

 

Target.19  硝子の要塞

 原作でも人気な回だと私は思っていますが、アニメ版の鬼気迫る感じがとても素晴らしい。こういう演出はアニメならではだよな、っていうシーンが見受けられるので、刮目ください。内容にはなるべく触れない方が良いと思われるので、あえて言いません。

 

Target.42  大きな口(ラージマウス)の湖上

 この話は、原作ではもっとサッパリしているのだが、展開や思考などが鮮やかに演出されていて、印象的なストーリーである。サブタイの読み方も相まって、あ~あれね、と覚えている方も多いのではないか。最初から最後まで展開が綺麗なのでオススメ。

Target.45 36000秒分の1

 これを抜きにして、アニメ版は語れない。私が激推しのストーリーである。出来たら、Target.44ロックフォードの野望の(本編ではなく)次回予告を見て欲しい。私はその次回予告を見た瞬間から、次の週までワクワクが止まらなかった。察して欲しい。そして、本編の約20分間を目を逸らすことなく噛み締めて欲しい。

 

以上の5選である。他にも、

「Target.6 神に贈られし物」 「Target.23 ジェットストリーム

「Target.25フロリダ・チェイス」 「Target.34 殺人劇の夜」「Target.49 装甲兵SDR2」

等もオススメである。この辺りは、原作でも面白いよね……。

 

あとがき

 とりあえず見てくれ……。さっき紹介した5話だけでもいい……。

もうこの5つがつまらんって言うなら諦めるわ……。

ただ、ファン層がおっさん臭いとか、ガンアクションが好きになれないとか、そういう理由で食わず嫌いをしている方々、この5つを見てくれ……。

できたらその下のもう5つも見てくれ……。ハマったら全部見ろ……。以上。